2016-12-06 第192回国会 参議院 法務委員会 第12号
先ほどからずっと各党会派の質問を見ていまして、新井参考人と石川参考人はこれに対して反対、明確な御意見であったんですけれども、灘本参考人のお話も聞いていますと、同和の定義というのが、混住もしてきましたよね、それで、同和の部落といっても、その定義をするのが、そもそも混住していると、そこに住んでいる方自体は、いわゆる被差別部落出身者でもなければかつての同和法で援助される形でもないと。
先ほどからずっと各党会派の質問を見ていまして、新井参考人と石川参考人はこれに対して反対、明確な御意見であったんですけれども、灘本参考人のお話も聞いていますと、同和の定義というのが、混住もしてきましたよね、それで、同和の部落といっても、その定義をするのが、そもそも混住していると、そこに住んでいる方自体は、いわゆる被差別部落出身者でもなければかつての同和法で援助される形でもないと。
そして、もう時間が来るので、もう一度、新井参考人にお聞きをしたいんですけれども、角岡伸彦さんという被差別部落出身のジャーナリストがいらっしゃることは、当然専門家でいらっしゃるから御存じでしょうけれども、彼は大阪の箕面の地域で取材をされて、本当に被差別部落と言われていたところ、そしてそれ以外のところ、その中間のところが大事だということで、物すごくいろんな人が外からも入ってくる、中からも外に出ていくというようなことで
だから、よく最近統計を取って混合結婚が進んでいるという言われ方がするんですけれども、確かにもう若い人たちの感覚ですから、そんな地域の、被差別部落出身だって好きになれば結婚するという人が増えていることは物すごく大きな変化で好ましいことなんだけれども、だけど実際のところは、先ほどの人権意識調査見ていただきましたように、古い世代の中には、あるいは新しい世代かもしれませんけれども、そういうことは許せないということで
「私は被差別部落出身者です。小学生のころから地区進出学習会にも休むことなく通いました。」「私は同和教育を受けていた高校生のころまで自分たち同和地区出身者以外は差別者だと思い込み、心を開ける友達をつくることをしませんでした。それは私の意識の中に、自分とそのほかの人とを分け、自らを孤立化させていくことだけに作用しました。」、心を開ける友達をつくることをしませんでした、こういう思いであります。
社会的身分は、例えば、いわゆる被差別部落出身であることや嫡出でない子であることなどがこれに当たり、単なる職業的地位は含まないと解されてございます。 病歴とは、病気に罹患していた経歴を意味するものまたは特定の病歴を示した部分、特定の個人ががんに罹患している等でございますが、これらが該当するということでございます。
その人が実は被差別部落出身だった。それを知っただれか分かりませんが、匿名で、おまえが乗っていたからこの飛行機は落ちたんだと、部落の人間はテロリストだというようなことを、二十五年前の日航ジャンボ機が落ちたときの犠牲者の中に部落の人、出身がいたからあの飛行機は落ちたんだというようなことを聞いて、彼女は非常に残念がって作文に書いていました。
とりわけ独立性の高い国内人権機関の設置、在日韓国・朝鮮人、婚外子、アイヌ民族、被差別部落出身者、外国人などに対して国内に存在する差別を撤廃する積極的措置を取るよう勧告を受けています。さらに、女子差別撤廃委員会や子どもの権利に関する委員会から、権利保障のための仕組みを確立すべきであるとの勧告も受けました。
先住民族のアイヌ、在日韓国・朝鮮人、被差別部落出身者、あるいはHIV感染者、あるいは体が不自由であるということだけで差別を受けているといったような実態があることも十分承知をしております。また、児童養護施設、刑務所、入管施設の中での虐待の問題も明らかになっております。 しかしながら、こういった問題が迅速かつ簡便に救済されるという仕組みが現在の日本にないことも事実でございます。
この事件は、昨年六月に発覚した事件でして、大阪にある大手調査会社二社が企業から依頼を受けまして、就職希望者が被差別部落出身かどうか、宗教は、そして思想は、民族は何かといった身元調査を行ったものであります。
町が配った「同和広報あけぼの」を見ますと、これは数日前に出たものでありますが、現在言われている立場宣言とは、自分が被差別部落出身であるとか、いろいろな差別を受けている立場を表明し、差別に負けないようしつかり生きていくことを自分の具体的な生活をもとに語っていくことでございます、と書いております。これが立場宣言というものだ、こういうわけですね。こんなことをなぜ学校教育でやらなければならないのか。
私は、教師が、この子供は被差別部落出身と判断すること自体が人権侵害ではないか、こう思っているわけでございますが、さらにそれを強要するということになりますと、これは旧身分暴きだというふうに思うわけでございまして、だから、こういう問題はいつまでたっても解決しない。こんなことが幾つもあるのですね。
さて、もう少し本質的に突っ込んで考えてみまして、普通科高校一・五%で実業科高校が二・八%、全体では大体二・二%ぐらいにおさまっておるのでありますが、文部省が数字としてつかんでおられるかどうか知りませんが、被差別部落出身の生徒の退学率はおおよそどれくらいでしょうか。
組織、未組織を問わず、被差別部落出身の人も多数おります。そこで放射能被害と見られる健康問題が御存じのとおり生じているわけであります。弱い人たちでありますから、裁判もできない、少額の一時金で和解しているケースも今日出てきていますね。
前回もこのことをお聞きしているわけでありますが、被差別部落出身を宣言した自局職員を管理者は激励をするという文面があります。昨年一年間で管理者の皆さんが具体的なことで激励をされたことがあるのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。
実はこの件に関して私は胸を痛めております、実は私も被差別部落出身ですというふうに仮に言ったらどうなるのですかということになりますと、大きな問題をこの一文はつくっている。特に括弧書きは、私はそういうように思っているところでございます。なぜそういうところまでしなきゃならぬのか。むしろ被差別者の立場からすれはこんな文章は要らない。
被差別部落出身者への結婚差別、就職差別を初め、差別落書きとか投書、電話による差別事件とかが相次いでおります。こうした部落差別の実態が根強く残っているというのが現在の深刻な実情でございます。 今回、本会議で海部総理も部落問題に触れられまして、憲法に保障される人権にかかわる重要な問題であるとの認識を示されました。
そんな実態もいろいろある中で一体自分の指導者はどういう考え方を持っているんだろうか、被差別部落出身者の方々、あるいはそういう同和教育に対する意見の違いなんかもいろいろあるわけでありまして、指導教員と指導される者との間にきちんとした合意が必ずしも成り立たないことがあると思います。
例えば、文部省関係で申しますと、教頭がそこの事務職員で被差別部落出身の女の子に、ちゃんとしないとおまえは嫁に行けぬぞと言った。その理由として部落の出身であるということを暗に言ったので、これも大きな問題になりまして、ついにその学校の校長もやめました。こういうことを文部省はわかってないでしょう。
この狭山事件とは、一九六三年五月一日に埼玉県狭山市で起こった女子高校生殺しの犯人として、私たちの兄弟の石川君が被差別部落出身なるがゆえに見込み捜査を受け、別件で逮捕され拷問や甘言を加え、弁護人との正常な交通も遮断され、一審では死刑、二審では無期懲役、最高裁でも上告が認められず、現在、東京高裁に再審を求めて運動をしておる事件であります。
「ふるさと」ということで、いわゆる被差別部落出身の丸岡忠雄さんが、 “ふるさとをかくす”ことを 父(ちち)は けもののような 鋭(するど)さで覚(おぼ)えた ふるさとを あばかれ ふたたびかえらぬ友(とも)がいた ふるさとを告白(こくはく)し 許婚者(いいなづけ)に去(さ)られた友(とも)がいた わが子(こ)よ おまえには 胸張(むねは)って
特に結婚については九九・九%が被差別部落出身か否かである。」その次です。「大企業では複数の興信所と年間契約を結び、チケット制でやっている。」「購入先の数は百五十二になっております。」こういうことですから、これはきわめて重大な問題だ。措置法が施行されて、――これが出たのが五十年ですから、七年たってなおこういう悪質な差別が出てくる。これは一体どうしたことか。どうしなければならないか。
何代もさかのぼって出身をあばいて差別をしようとする資料が公然と販売され、現実にそれを各大企業の上場会社等の人事担当者が買っているという現状は、まだまだ企業自体が被差別部落出身者を明らかに差別をしている、そういう固定観念を変えていない、締め出すような姿勢であることの何よりの証拠じゃないだろうか、このような本の発行自体は水平社創立以来の解放運動史上でもかつて例を見ないほど悪質きわまる行為である。